| 「だがしや楽校」の一つのモデル −秋田のババヘラに学ぶ− 関東 朋之(中学校社会科教諭) |
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| だがしや楽校に最も関心がもたれるのは、「地域づくり」という方面からのアプローチである。だがしや楽校には老若男女、ありとあらゆる世代が相集い、交流を生み出す効果がある。 焦点を「遊び」という、子どもも参加できる次元にもってくることで、年代を問わず、誰でも参加できる催し物を開くことが可能になる。そこでは、今まで疎遠だった隣人との会話がなされたり、今まで知らなかった子どもと知り合いになり、道端で「剣玉のおじいちゃんだ」などという声がけをもらうなどする「ふれ合い」を得ることになる。地区子ども会で行われているような、例えばキャンプや遠足などは、あくまで同世代の子どもとその親たちで構成されており、中学生になれば子どもたちは子ども会から引退し、その親も子ども会の運営から退くことになる場合が多い。だがしや楽校の魅力の一つは、そうした枠にはまった世代間の垣根を取っ払い、すべての世代が有機的につながるモデルを提案していることにある。 しかしながら、こうした「だがしや楽校」は、一過性のイベントになりやすい。年に数回行われるだけで、学校とパラレルに日常的に存在する子どもの学びの場にはなかなかならないのである。簡単に開けるとはいえ、屋台を開く方は、下準備などかなりの労力を要する。主催者も、各々にスケジュールがあり、時間を合わせていくつかの屋台を準備することが難しい。そうしたことで、だがしや楽校の日常性はなかなか実現されないのである。 そこで私が提案したいのは、秋田の「ババヘラ」のようにやればよいのではないかということである。 夏、秋田に行くと奇妙な光景に出くわす。国道などの幹線通り沿いに数百メートルずつ、何やら一人で立っている人がいるのである。「ああ、またいた」「ああ、またいた」という感じで、この人たちは何をしているのか不思議になる。あまりにもしつこく出現するので、車を止めて近寄ってみると、ばあちゃんがジェラートのようなアイスクリームを売っている。秋田の人々はこの人たちのことを「ババヘラ」と呼んでおり、親しみをもってババヘラのことを語る。このババヘラは幹線通りだけでなく、野球場や公園などの公共施設にも現れる。秋田のあちらこちら(ユビキタス)にババヘラがいるのである。夏の暑い日差しに耐えながら、ひたすらアイスを買う人を待ち続けるババヘラ。どうやら、アイス会社が雇って、あちこちに派遣する形式で、言ってみればフランチャイズ形式なのだが、ここに「だがしや楽校」を定期市にすると同時にユビキタスにする一つのヒントがあるように思うのである。 (書き増やす段階 今後、訂正、校正あり) |
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